投資詐欺に騙されないために必要な5つのこと
はじめに
投資をいざ始めようと思うと、思わぬ落とし穴にあってしまうことがあります。
世の中には投資に関しての知識が少ない人が多いのをいいことに、知識のなさに付け込んだ詐欺が横行しています。
せっかく投資・貯蓄を頑張ろうと思っていても、こういった詐欺にお金を奪われていては元も子もありません。
今日は投資詐欺に騙されないために必要な5つのことをまとめたいと思います。
無理な利回りでないか
投資詐欺の特徴は、無理な高利回りを謳っているところにあります。
100万円の投資で月利10%!1年で元本元が取れる!
などいい条件の話をされます。
ただよく考えてみてください。
世の中に出回っているまともな金融商品で、こんな高利回りを実現するものはあるでしょうか?
ありません。
だからこそ、これがいいんだということで勧められますが、これは詐欺である可能性が高いです。
硬くみても年利20%を超える投資は詐欺の疑いを考えてみてください。
かの有名なウォーレンバフェットでも、年利20%の運用益は出ていません。
天才トレーダーと言われる人は、年利20%を超えているケースもありますが、そういった人たちは、一般の方からお金を集めてトレードはしません。
なぜなら、人のお金を預かって運用するのは責任が伴うからです。
万が一人から預かったお金を減らしてしまったらどうでしょうか。
天才トレーダーでも詐欺の疑いで訴えられる可能性があります。
天才トレーダーはこのようなリスクは犯しません。
また、一般的に出回っている金融商品が、年利10%以下の商品が多いのも、この理由からになります。
人から預かっているお金を減らさないためには、リスクはある程度抑えて運用をします。
そうすると確実に得られる利回りとしては高くても5%〜10%程度が妥当な水準になります。
高すぎる利回りは詐欺を疑ってみてください。
運用者は近くにいるか
運用者の顔が見えない投資は危険な投資になります。
実際運用をする人の顔は見えていますか?実際会うことはできますか?
顔が見えない、会えない場合は、疑わしいケースを想定してみて、確認を慎重にしてください。
ネットワークビジネス系のビジネスでないか
ネットワークビジネスを全ては否定しませんが、詐欺案件はネットワークビジネス形式に紹介でつながっていることが多いです。
当初の紹介は知り合いでも、その上の方、その上の方と、上の方の顔が見えにくくなっているケースが多いです。
なので、知り合いからの紹介だからといって安心はしないでください。
知り合いも、上の方に洗脳されてしまっていることがあります。
知り合いを助けたい場合でも、洗脳されている場合はいくら言っても聞いてもらえないケースも多いです。
その場合は、一旦知り合いから距離を置いて、やらないことをしっかり伝えることが先決です。
こういった案件の場合、紹介フィーが準備されていることが多いので、紹介フィーが得られない場合は、得にならずに撤退してもらえる場合もあります。
そもそも、しっかりとした投資案件の場合は、ネットワークで広げてもらえなくても、投資家達が集まります。
ネットワークで紹介を依頼しているということは、何もしないとお金が集まらない案件である可能性が高いので注意が必要です。
質問の回答が遅い・はぐらかされる
だいたい詐欺案件の場合は、質問をしても回答が遅い、急に態度が変わりそっけなくなる、はぐらされるケースが多いです。
しっかりとした内容であれば、質問があれば、しっかりと回答する義務がありますし、はぐらかすことはありません。
一般的な証券会社や銀行などをイメージしてください。
質問にしっかりと答えないような証券マンは客からクレームが入り、会社にはいられなくなるはずです。
何事も、しっかりとした自分の軸を持ち、知り合いや友人の紹介だからといって、曖昧にしないことが重要です。
もし、そこで知り合いや友人を失ってしまったとしても、それで縁が切れる友人はそこまでだったとのことです。
まずはしっかりとした自分の軸を持って判断できるように、しっかりと勉強した上で、大きな金額は動かすようにしてください。
そういった知識に自信がない場合は、コツコツとした積立投資、貯蓄から始めるのがおすすめです。
周りがみんな洗脳されている
投資詐欺のセミナーなどにいくと、周りの参加者がみんな、完全に洗脳されているケースが少なくありません。
参加者もその熱意に押されてしまうケースが多いのです。
ただ、一歩冷静になって考えてみてください。
そこで説明されている内容は根拠のあるものでしたか?
疑わしい説明はありませんでしたか?
投資される国の情報は分かっていますか?
大体の詐欺案件はあまり知られていない国での投資を持ちかけられることが多いです。
その国について調べてみたり、投資先についてきちんと自分でも調べてみることで疑わしいことが出てくるケースがあります。
そのような案件は一歩下がって再検討してみる必要があります。
最後に
まだ知識がない場合、社会に出て間もない場合は、純粋に人から言われたことを信じてしまうことがあります。
残念なことに日本ではまだまだ知識が少ないことをいいことに詐欺案件が存在します。
最大のポイントは人からの情報を丸呑みしないことです。
どんな投資でもまず自分の頭で考える必要があります。
また、楽に儲かる投資はないということです。
まずは自分でしっかりとした知識を身につけ、自分で考えて、コツコツと投資をしていくのが実は資産形成の一番の近道になります。
ここではコツコツと投資を進めていける情報をアップしてきますので、安易な投資ではなく、確実に堅実に増やしていただく方法で投資をすすめていただければと思います。