結婚すべき?結婚のメリット・デメリット

2023年12月10日

はじめに

最近未婚率が増えています。

政府も少子化対策に乗り出しました。

児童手当が拡充されるなど金銭的な支援が中心です。

しかし、結婚しない、非婚族はお金だけが理由ではないと思います。

自由な時間が欲しい、自分の仕事、キャリア、目標に集中したいなど人生の目標自体が、結婚以外になっている人も増えてきています。

結婚という戸籍制度自体も時代遅れになってきています。

こんな今の時代ですが、一般的に結婚するメリット・デメリットって何でしょうか。

結婚するメリット

  • 家族が持てる
  • 子供を育てる環境ができる
  • 経済的な支えができる
  • 精神的な支えができる
  • 足りない部分(性格や長所、短所、経済面など)を補えあえる
  • 生活費コストが抑えられる
  • 家賃を折半できる
  • 家事も折半できる
  • 仕事が上手くいかず、退職してしまった際の保険がある
  • 専業主婦の家庭は、配偶者控除が使える
  • 家に帰って話し相手がいる
  • 医療費控除も世帯で合計して使える
  • 家族が増える(義理の父母等含め)

などがあります。

私も結婚してよかったなと思うのは、家に帰って一人じゃない、性格や長所、短所などが補合える点だと思います。

よく結婚するお相手は、お互いに成長できる人を選ぶと言います。

お互いにない点を補られるのはいい関係性かと思います。

経済的に1人暮らしより生活コスト(家賃や生活費)を抑えられるメリットもあります。

家はほぼ割り勘(6:4程度)ですが、中には、家賃は全額負担してもらっているという友達もいます。

家計負担、家事負担については、夫婦で納得できるよう決めるのが一番ですが、一般的には以下のような決め方の家計が多いようです。

  • 収入金額で決める ←ただし、収入が多い男性側に不満が出るケースが多い
  • 家事割合で決める ←家事を6割負担していたら、家計負担は4割など。家事負担の決め方は、1ヶ月の家事労働時間を合計して決めるのが良いと思います。こちらも家事負担の割合の決め方で多少揉めますが、きちんと決めれば不満は少ないかと思います。家もこの決め方で決めています。
  • 家計担当お任せ制 ←どちらかが、家計管理を担っていて、一方は決まった金額を渡す。その中から家賃や生活費を賄うやり方。家計管理が得意な方が決まっている場合は、納得感あるやり方です。
  • 共同財布制 ←共同の口座等を設定し、そこに毎月決まった金額を入れるやり方。最近共働きで増えています。家計口座はお互いに管理できるのがメリットです。それ以外の資金はお互いに知らされていないケースが多く、貯金ができていると思っていたらできていないということもあるので、その点は注意が必要です。

経済面のメリットを見るには、家計負担をどうするか、現在一人暮らしをしているか?

によってもかなり違うかと思いますが、ここでは今共働き世帯に多い、生活費割り勘、現在一人暮らしをしている前提で考えていきます。

家賃

東京都の2LDKの平均家賃は13万円です。

賃貸住宅 D-roomより

ただし、住むエリアによってだいぶ異なります。

相場で見ると、青海市の6.4万円から、港区の36.4万円まで相当格差があります。

ここでは、杉並区の相場17万円〜1LDKで15万円で考えてみます。

一人暮らしの場合、1Kの家賃相場8.3万円です。

住むエリアによりますが、一人暮らしと、二人暮らしで比較すると割り勘だと微減しょうか…

家賃については、男性が負担するようなケース、6:4〜7:3で分担するようなケースもあります。

状況によりだいぶ変わりますが、平均的には結婚により、家賃が抑えられるケースが多いように思います。

また、家族が増える点もメリットの一つです。

お互いの両親や兄弟など、困ったときに助け合ったりできる家族が増える点はメリットです。

ただし相性によってはデメリットにもなり得ますので、結婚する前に、本人と家族含めて、家族となった場合のことを想像して両親にも会うといいでしょう。

場合によっては、本人だけより、両親と会うことで、安心できるケースもあります。

その他、医療費控除や、配偶者控除等の税制面のメリットを享受できる点もあります。これについては別のところでご説明します。

結婚のデメリット

  • 自分の時間が少なくなる
  • 掃除や食事のルールで争いが生じる事がある
  • 将来的に相手を介護するなどのリスクが生じる場合がある
  • 相手によっては経済的に困る場合がある
  • 相手によっては精神的にも追い詰められる場合がある
  • 家族との関係性が面倒な場合がある
  • 実家暮らしなどと比べると生活費負担が増える場合がある
  • 家族の行事によってスケジュールが左右される
  • 家族の許可がないと決められない事が増える場合がある
  • 飲み会などの参加がしにくくなる場合がある
  • 会社帰りの寄り道がしにくくなる場合がある
  • 大きな出費や自己投資には家族の許可が必要になる場合がある

私が一番感じているデメリットは、自分の時間が少なくなる点です。

独身時代は、会社が終わった後、休日は完全フリータイムで、誰にも邪魔されることはありませんでした。

おかげで資格勉強や、スキルアップなども自分の計画通りに進めることができました。

結婚するとそうも行きません。

これは家庭によるかもしれませんが、一般的には女性は家事を担うことが多いので、仕事が終わったら、買い物や、夕食の準備の時間がとられます。

夕食の時間が決まっていると、会社帰りにショッピングなど立ち寄るのも時間が限られてきます。

休日も、最低1日は家族のための時間ができます。

完全フリーで自分のやりたいことをできない場合があります。

子供ができればこの傾向はもっと強くなります。

ただし、子どもがいないDINKS世帯は、割と自分の時間が持てる人が多い傾向にあります。

これもお相手次第のところもあり、結婚前に、結婚したら休日どうしたいか、夕食の準備はどうするかなど話しておくといいと思います。

また、これは結婚生活のあるあるかと思いますが、お互いに許容できる家の綺麗度や整理整頓のレベルが違う場合、争いが生じる事があります。

綺麗好きな方が、あまり気にしない方に、こうして欲しいという要求を出しても、あまり気にしない方はそもそも気にならないので、なかなか改善ができません。

ここで、自分のこだわりが強すぎると、相手ができないことにストレスを感じる人が多いようです。

結婚生活は共同生活で、今までの生活環境や、育ちも違う2人が一緒に暮らします。

ある程度の許容度を持って接していかないと続きません。

また、結婚によって、経済的に困窮することもあります。

結婚は経済面だけではありませんので、経済的に大変なお相手でも結婚に踏み切る場合もあると思います。

その場合は、自分が家計を担う仕事を続けるくらいの勢いで結婚した方がいいと思います。

結婚したからと安易に仕事を辞めてしまうと、相手が仕事を失った際、2人とも路頭に迷うことになります。

結婚のメリットで経済的なメリット、家計を担う人が1人でないことを上げましたが、逆を言うと、相手が困っているときには自分が助けなければいけません

本当に相手が困ったときに助けられる相手かも考えた上で結婚した方がいいかと思います。

また、日々の生活のすれ違い、家事などの考えのすれ違いにより、お互いに殺伐とした雰囲気になる場合もあります。

相手がどのような性格の持ち主なのか、争いが生じたときに、ちゃんと解決できる相手か、また自分もそういった場合でも、自分なりに反省して、相手との関係性を維持できるかなども考えて結婚するのが大事です。

これは相手だけの問題ではなく、自分も成長することにもつながります。

お互いに大人な関係ができないと結婚生活は息詰まることがあります。

その他、家族ができると、家族のスケジュールによって自分のスケジュールが左右されることが出てきます。

自分の時間を最重要視する人はあえて結婚をしないと言う人も出てきています。

家族の時間含めて、自分の時間と考えて、その生活を楽しむ事ができるかが結婚生活をうまく進めるためのキーになってくるかと思います。

まとめ

結婚のメリットデメリットを見てきました。

ただ、メリット、デメリットともに相手や本人の認識による点も多いことが見えてきました。

これは、事前のお互いの理解によって、デメリット面を減らしたり、メリット面を増やしたりすることもできるということです。

よく結婚適齢期になると、親や友人からも結婚の圧力がかけられて、結婚自体が目的になってしまっていることがあります。

しかし結婚は目的ではありません。

結婚はそこからの人生のスタートになります。

できればお互いに依存しない関係で結婚ができれば、結婚生活のトラブルも減るかと思います。

自分の生活や仕事も楽しい、だけど相手がいればもっと楽しい、人生が充実するという結婚が理想です。

また、結婚する前にお互いで、結婚生活(家計や、家事負担、休日・平日の過ごし方など)も事前に話しておけるのが理想です。

考え方がどうしても合わない場合は、結婚によって得られるメリットより、デメリットの方が大きくなってしまう事があります。

お互いの家族含めて理解した上で結婚するのが、結婚後、こんなはずじゃなかった・・を減らすことにつながります。

ここでは独身でも、結婚しても続けられる資産構築、仕事のコツをお伝えしています。

まずは自分で生活の基盤を持って、結婚しても、しなくても、幸せになるのを目指しましょう。