会社員でも簡単にできる資産形成

2023年12月10日

はじめに

今普通の会社員でもFIREする人が続出しているようです。

背景には、株高やネットを使った取引が簡単にできるようになったことなど様々あるかと思います。

ただ、投資といっても難しそう、元本を割れてしまうのが耐えられない・・という方もまだまだ多いのが現状です。

そんな普通の会社員でも簡単にできる投資方法をご案内します。

私もFIREとまではいかないのですが、老後に必要な資産2000万円は、この方法で達成ができました。

積立投資

毎月一定金額を投資する積立投資は初心者でも始めやすい投資方法です。

積立投資にも様々種類がありますが、まず会社員が始めやすいのは、iDeCo、NISA、会社の積立年金、財形貯蓄、保険などがあります。

積立投資一般的なメリットとしては以下のような点があります。

継続のしやすさ

積立投資は、1度毎月の引き落とし金額を設定すると、その後変更しない限りは自動的に積立が継続されます。

何も考えずに継続できる点が最大のメリットです。

忘れている間に資産形成が進んでいるのが積立投資のメリットです。

これが毎日値動きをチェックしなくてはならない、自分で積立をしなくてはならないとなると継続できない確率が高まります。

私も初めは失敗の連続でした。

社会人になり初めてはじめたのが、銀行の積立定期預金です。

こちらは普段出し入れしているメイン口座に設定をしていました。

しかし、メイン口座は常に資金の出し入れをしているので、定期預金分もオーバーして使ってしまい、いっこうに貯まりませんでした。

結局、積立定期預金は失敗に終わりました。

次に、ドル建ての終身保険を、積立代わりに始めました。

しかし、こちらも元本回復まで10年ほどかかってしまう商品だったため、モチベーションが続かず、また途中で減額などもできない商品だったため、継続が難しくなり途中で解約をしてしまいました。

最後に、引き出しがしにくく、フレキシブルに減額などの対応も可能な、ドル建ての積立を月に1000ドル(⁠1ドル100円とすると10万円)を始めました。

老後資金を貯めるにはこれくらい貯めないとダメだと思い、背水の陣で始めました。

途中で1000ドルが厳しい時もあり、500ドルに減額したりなどもありましたが、フレキシブルに変更できる点は大変助かりました。

やめるとデメリットが大きいことも相まって、やむなく継続できました。

結果的にはこちらを中心に2000万円の資産形成に成功しました。

それ以外には、会社の積立年金、持株会、iDeCo、NISAも活用しています。

1度仕組みを作ってしまって、その流れに乗るのが資産形成の近道です。

例えば、全く利率がつかない投資だと考えても、毎年50万円ずつ積立を継続できれば、40年で2000万円が貯まります。

毎月15000円、ボーナスで16万円、毎月30000円、ボーナスで7万円で、年間50万円の貯蓄は達成できます。

これであれば、普通の会社員でも頑張れば捻出できる金額ではないでしょうか。

難しいのは継続をすることです。

この積立を出金しやすい口座に入れてしまうと、途中で引き出して使ってしまうことがあります。

引き出しにくい方法で、積立投資を継続するのが、積立投資を成功させるポイントになります。

リスク分散が可能

投資には様々なリスクが存在します。

価格変動のリスク、元本毀損のリスク、金利変動のリスク、為替変動のリスクです。

積立投資は、毎月一定額を継続して投資をすることで、価格変動のリスク、為替変動のリスクを分散することができます。

例えば、1株100円の株が、今月は100円、来月は120円、再来月は80円に価格が変動したとします。

毎月30000円ずつ買っている場合は1ヶ月目300株、2ヶ月目250株、3ヶ月目375株、トータルで925株が9万円で買えます。

対して、1株100円の時に9万円一気に購入すると、900株しか買えず、現時点で株価が80円に下がってしまっていると、18000円の損失が出ていることになります。

対して、積立で買っている時は、現時点で株価が80円になっていたとしても、16000円の損失で済みます。

これは3ヶ月の例ですが、期間が伸びれば伸びるほど、価格変動のリスクは分散することができます。

会社員は忙しいので、毎日の価格チェックも難しい方も多いです。

積立投資のメリットは、価格が安い時は安く買えて、価格が高い時は含み益が増えていることにあります。

これも継続する時のモチベーションの保ち方に繋がります。

一時の価格変動に惑わされず、安い時は安く買えていると思って気にせず継続し、価格が上がったら含み益を楽しむというモチベーションで続けていくのが大事です。

時間を味方にする

会社員は毎月の給料が安定しているので、投資に関してもそこまで利益を追うことを目的としていない方が多いと思います。

長期的に考え、自分の老後資金のために今のうちから投資しておきたい、子供が成長した時の大学資金にしたいなど目的は様々ですが、比較的長期的な計画が立てやすいかと思います。

特に今20代〜30代の方は老後までは30〜40年の時間を味方につけることができます。

短期的に儲けようと思うと、リスクが高い投資や投機(FXや仮想通貨など)に流れがちですが、会社員の目的はそうでないことが多いので、長期の時間を味方にすることができるのです。

10年〜20年続けていくと、それなりの資産規模になってきます。

リスクを取らなくてもコツコツと毎月投資をし、時間を味方にすることで、どんなサラリーマン、OLでも資産形成は可能です。

私のパートナーも、普通の会社の財形貯蓄を中心に、2000万円はゆうに達成し、あと数千万円で、1億円のFIREを達成する手前まできています。

特殊な能力も方法もなく、資産形成できるのがこの方法です。

最後に

会社員やOL、パート、アルバイトでも簡単にできるのがこの積立投資です。

積立投資できる商品は様々ありますので、そちらは別の回で解説したいと思います。

積立投資のポイントは、最終着地点と、目標金額をしっかりと決めることです。

最終着地点が決まり、積立投資をやめられない環境、仕組みを作ることで、資産形成は簡単に進みます。

積立投資を成功するために必要なメンタルと、ポイント、仕組みを作る前に重要なことも別の回で詳しく解説したいと思います。

まずは老後資金2000万円達成のために一緒に頑張って積立していきましょう。